夏の締めくくりに、関西遠征を行いました。
1泊2日で全6廓を巡る強行スケジュール!!しかも名古屋以上に盆地は暑かった . . . 。
という事で数回に渡り、夏ツアーレポートです!
8月26日午前11:00、ツアーの火蓋が切って落とされました。
奈良名物といえば柿の葉寿司!!
一切口にしておりません!!名所東大寺も、鹿も、勿論スルーです . . . 。
我々の手元にあるガイドブックにはこう書かれています。
奈良市木辻遊廓
奈良県奈良市木辻町及瓦堂町の二ヶ所に叉がつて居て、関西線奈良駅で下車すれば東南へ約十三丁の地点である。遊廓としての歴史も古いもので、今より約一千二百年前、元興寺をけん建立する時に、職人、工人、其の他の人々の足留策の一つとして木辻に奴婢(ぬひ)なる者を置いたのが今の遊廓の元祖だと云ふ事である。
(全国遊廓案内より抜粋)
遊廓の歴史はここ奈良から始まったとも云われています。勿論、江戸の吉原よりも歴史は遥かに古いです。
唯一のガイドとなる、全国遊廓案内(昭和5年発行) だけを頼りに木辻町及び瓦堂町へと向います。
しかし強そうなネーミングです。稲妻温泉とは一体どんな温泉なのでしょうか . . . . ?電流風呂があったら気絶してしまうのでは . . . . 。
なんて事を考えているうちに木辻遊廓の入口へと辿り着きました。
ここにかつて大門があり、いわゆる目抜き通りかと推定します。しかも坂道になっています。
歴史ある木辻遊廓への期待が膨らみます。
それでは廓へと突入してみましょう。
妓楼らしき建物はこの2軒。手が加えられておりいまひとつパンチに欠けます . . . . 。
あっという間に坂を登りきってしまいました . . . . 。あれぇ??
坂を登り上がった所にまたしても銭湯があります。
先ほどの稲妻温泉とは違いなかなかの雰囲気が漂っています。丁度のれんが掛けられる時間で、お爺ちゃんが数人入口にたむろしています。ここで聴き込み調査を行います。
「坂の道がメインストリートだった。」
「当時の建物なんてほとんど残っとらん。通りの建物も綺麗に治している。」
中でも90歳近いおじいちゃんは . . . .
「遊ぶんやったら飛田へ行けばえぇやないか!わしはついこないだ行ってきよった . . . ムフフ。」
こないだが何時かはわかりませんが . . . 中々豪快な方かと (笑)
「すぐそこに旅館が1軒だけ残っとる。そこは見てきたん??」
あ、そちらはまだ見ていませんでしたね。旅館と来れば期待が膨らみます。
という訳でその旅館へと足を運んでみましょう。
(つづく)
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