図書館にて


遊廓や赤線の歴史を調べるにあたってフィールドワークは勿論の事、書籍を沢山読むことはとても重要です。

ただ、遊廓や赤線に関しての資料は少ないのが事実。特に戦後の赤線資料なんてほとんど残っていません。ましてや地方の小さな赤線に関しては場所を特定する事すら難しいのですから . . . . 。


困った時はひたすら図書館を利用しましょう!!


名古屋市鶴舞図書館は市内でも圧倒的な書庫数を保管しており、1週間は館内で寝泊りが出来そうな場所です。ホームレスの来店率も非常に高く、そして臭い!!


鶴舞図書館は郷土資料コーナーがとても充実しています。




















さすが中村遊廓関連の資料は沢山あります。新聞生地を切り抜いたスクラップもありました。


さらに蔵書検索システムを使ってみると、一般フロアでは見つけれなかった遊廓関連の書物リストが沢山出てきます。古い本は奥の書庫にて保管されているため、受付より一通り出してもらう事にします。




うぉ~~~!!!




























松川二郎著「全国花街めぐり」。
昭和4年の初版です!!しかもなんと貸出OK!!!やぶらないように貴重に扱いましょう。




どんどん出てきますよ




























「旭廓芸娼妓きぬぶるゐ」。




















名古屋の方でしたらわかると思いますが「ヘブン」の元祖です。いわゆる遊廓のガイドブックですね。旭遊廓 (大正12年に中村に移る前、今の大須1丁目辺りにあった) で働く芸娼妓の本名や出身地が記されています。こちらは郷土資料のため貸出禁止でした。しょぼん . . . . 。

他にも貴重な書物が沢山ありました。

その中で The ギロウズ の活動にとって最も重要となる資料を発見しました。





皆さんのご自宅がすべて把握できてしまう優れもの「住宅案内図帳」です。

鶴舞図書館では最も古いもので昭和29年のものから保管されています。

今回は昭和30年の名古屋市全域の住宅案内図帳を出していただきました。

売春防止法により遊廓の歴史が消滅する3年前のものなので何か手がかりが見つかるかもしれません。

今にも本を破いてしまいそうな勢いでページをめくってみます . . . . . .   つづく







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