裏路地から抜け出ようとした時、なんだかものすごいオーラを感じました . . . .
玄関が見えます。垂れ落ちた照明には相当の年季を感じます。
更に大好物の下地窓が。これは妓楼に間違いなさそうです。
さて表に回ってみましょうか . . . .
正真正銘の妓楼です。
土壁は剥がれ落ち下地が見えています。しかし丸窓のデザインは見事なものです。
サイドに回ると更に凄まじい崩れ具合 . . . .
床は抜け落ち完全なる廃墟と化していました。いつ頃まで人が使っていたのでしょうか?
妓楼の目の前は土手になっており、ゆるやかな小川が流れています。
地図で見た川はこの小さな川の事でした。
左には立派なマンション、右には朽ち果てた妓楼。
現代と過去に狭間するこの川こそが、日常と非日常を隔てる境界線なのです。
そして僕にはどうしても嘆きの壁でもあった様に思えてしまうのです。
この小川は何年もの間、変わり行く街並みを眺め、様々なドラマを見てきたのでしょう。
最後は廃墟好きのブログのようになってしまいましたが、大津下柴地遊廓はこんな所でございました。
おまけ
真町遊廓。柴地遊廓と違い区画整備されまったく面影がありませんでしたが、1軒だけ妓楼らしき建物がありました。確証は得ていませんが、どうなんでしょうか . . . ?
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